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業務用iPhoneアプリ開発で知っておくべきこと

2010年秋にiOS Developer Enterprise Programの社員500人以上制限が撤廃されました。
業務用iPhoneアプリ開発のハードルが下がり、案件も増えてきてんのかな?
iPadの案件は確実に増えてますね。

業務用だとHTML5で実装できるケースがほとんどのような気がするけど、中にはNativeアプリじゃないとキビシイものも。
実機にインストールするだけでもケッコー大変だし、Developer Programの制約もあってメンドい。
「Androidでええやん!」とか「脱獄しろ!」って言いたくてドキドキします。

それでも「業務用iPhone/iPadアプリを作りたいんだけど・・・」というときに、事前に把握しておいた方が良いことをまとめます。


1.Developer Programの選択

開発したアプリを実機にインストールするため、Developer Programへの参加を検討します。
主に2つのプランがあります。

(1)iOS Developer Program
    年間参加費 ¥10,800 => ¥8,400
    個人・法人どちらでも参加できる。
    アプリの配布はApp Store経由となる。
    App Storeに公開するため、だれでも閲覧・インストールできてしまう。
    App Store審査のため、リリースサイクルがコントロールしにくい。
    App Storeがアップデートを自動通知してくれる。

    年間参加費 ¥33,800 => ¥24,800
    DUNS番号という世界標準の企業識別コードを取得している企業団体のみが参加できる。
    App Storeを経由せず社内専用配布ができる。
    アップデートの通知方法を検討する必要がある。(運用orアプリに通知機能を実装)

    <DUNS番号>
    DUNS番号はダンアンドブラッドストリートTSR株式会社が発行してるそうです。
    登記簿謄本を提出すれば、¥10,000程度で取得できるらしいです。
    有名企業であればすでに登録されている模様!

業務用であればiOS Developer Enterprise Programに参加してもらうのが基本だけど、
  • なんらかの理由でDUNS番号を取得できないけどApp Storeに公開したくない。
  • とにかく少しでもケチリたいorz(2〜3万をケチるくらいならやらん方がええ)
なんて場合は、通常のiOS Developer ProgramのAd Hocで運用することもやろうと思えばできます。

Ad HocでもApp Storeを経由せずにアプリを配布することができます。
ただし以下の条件があります。
  • 1アカウント100台までしか利用できない。
  • Provisioningに半年 => 1年の有効期限がある。
  • iPhoneから直接DLインストールできない。(PCと接続する必要あり)
社内専用配布でも、Ad Hoc配布でも、
iOS Dev CenterDevice IDを登録してProvisioningを発行する必要があります。


2.Device IDの管理

アプリをインストールする端末のDevice IDを確認します。
参考URL:iPhone Device ID

iOS Dev CenterのProvisioning PortalにDevice IDを登録します。
Device IDはiPhone Configuration UtilityからエクスポートしたXMLで一括登録することもできます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
    <dict>
        <key>Device UDIDs</key>
        <array>
            <dict>
                <key>deviceIdentifier</key>
                <string>40XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX</string>
                <key>deviceName</key>
                <string>Test1 iPhone</string>
            </dict>
            <dict>
                <key>deviceIdentifier</key>
                <string>40XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX</string>
                <key>deviceName</key>
                <string>Test2 iPhone</string>
            </dict>
        </array>
    </dict>
</plist>


iPhone Configuration UtilityにはWindows版もあるので、
Device IDを管理するマシンを1台に統一するのが楽だと思います。
XMLなのでDevice ID管理用画面なんかも作れそう。

Device IDの登録は以上ですが、Provisioningを編集して各端末の有効チェックを忘れずに。(結構これを忘れるorz)
あとは生成したProvisioningをDLしてビルド。


3.配布とインストール

(1)Ad Hoc配布
    iTunes、もしくはiPhone Configuration Utilityを経由してインストールする。

(2)社内専用配布
    Ad Hocと同様にインストールするか、
    iPhoneでアプリ配布用画面(社内サイトなど)にアクセスしワイヤレスインストールする。


Enterprise Programはまだまだ手探り中なので、間違ってることとか他にいい方法があるかもです。
業務用iPhoneアプリの提案に役立てば。